こんにちは。
Fishing Dependenceの栁舘慶治です。
2022年5月8日、今年も浜名湖オープントーナメントが開幕しました。
昨年は年間成績2位と悔しい思いをしたので今年は何としてでも勝ちたい!
そんな思いの元、プラクティスから気合の入った第1戦でしたが、結果やいかに・・・!?
今回のブログでは、プラクティスと当日の様子についてお伝えします。
〈プラクティスでの浜名湖〉
今年も寒い時から浜名湖に浮いていましたが、全体的な印象として言えるのは、「難しい!!」この一言に尽きます。
まず浜名湖オープントーナメントではベースウェイトを作るのに最も簡単であったキビレですが、今年は群れも小さいし、釣れ始めても連発しない印象でした。
これは自分が得意とするボトムワインドに限ったことではなく、近年流行しているフリーリグでも同様のことが言えると思います。
と言うのも、昨年は冬の時期から爆釣報告をSNSで多く見ましたが、今年は明らかに少なくなっています。
ただ、全く釣れないという訳ではなく、ハードボトムやブレイク、ストレクチャー周りでは比較的数釣りができており、
従来の『潮目やオープンフラットで釣れる個体が減った』
と言う方が正しいかもしれません。
これは例年よりも澄潮が長かったことによる魚へのプレッシャーの影響も考えられますが、何よりも黒田健史プロも言ってるように『喰ってるベイトが違う。』これが最も有力な要因だと考えています。
今年は明らかに稚鮎やハク(ボラの稚魚)が多く入っており、それらのベイトがブレイクやストラクチャーに付いているのは確認していました。自分や釣り仲間の釣果を見ても、数が出るのは確実にブレイク。しかも釣れるのはベイトの回遊があった一瞬のみ。アサリや甲殻類をメインベイトにしていれば魚の活性のアップダウンは少ないのですが、メインベイトがベイトフィッシュだと回遊のあった一瞬を逃してしまえば・・・確実にゲームオーバーです。
ちなみに、後出しじゃんけんみたいであまり言いたくはないのですが、このターゲットを獲るために使用していたのは黒田プロと同様にケイテック社のスイングインパクト3インチのジグヘッドリグでした。
(お立ち台でのコメントを聞いた時、やっちまった感が半端なかったのは内緒です・・・。)

このジグヘッドパターンは確かに他の釣りと比較して数の出るパターンだったのですが、自分がメインエリアとしている中浜名湖のキビレは600g~700g代が非常に多く、大会当日のメインパターンとして使用するのは正直厳しいと感じていたのも事実でした。
ただ、浜名湖オープントーナメントでは検量対象魚種が他にもいて、シーバス・クロダイ・マゴチ・ヒラメも検量対象魚種となっています。
例年であれば、キビレでベースを作り、産卵を意識して入ってくるマゴチをキッカーとして入れる。これが自分の王道でした。
しかし・・・
マゴチは4月上旬より順調に入ってきたものの、大会1週前の大雨による水温低下からパタリと姿を消していきました。
そんな中、突然救世主が現れました!!

89cmの座布団ヒラメの登場です!!!

まぐれのラッキーフィッシュかと思いきや・・・

なんと、同日に77cm!

さらに、翌日に76cm!!!
まさか3枚の座布団ヒラメが連続で釣れるとは!
いづれもヒットルアーは、開発に携わらせて頂いた栁舘慶治×オンスタックル×1091のトリプルコラボカラー マナティー90 新作カラーの紫雲でした。

このカラーを使えば、いつでも座布団ヒラメが釣れる!
と言いたいのですが、ちゃんと釣れたのには訳があって、ちょうどこの時期(4月中旬から)は外洋より大型ヒラメがスポーニングのために浜名湖内に入ってきます。
大型ヒラメは中浜名湖奥の藻場近くの泥場で産卵した後、水深5~9mのディープでベイトを捕食し、体力を回復させ、水温が25℃を超える6月初旬には再び姿を消します。(栁舘推測です)
※例年このパターンなので大きく間違ってはいないと思います。
プリの個体なら7kg。アフターの個体なら4kg。
3匹の総重量で競うトーナメントでは最高のキッカーです。
大会当日、この座布団ヒラメを如何に釣るか!?
これが今回の大会で私のカギとなるのは間違いありませんでした。
〈大会当日〉
最高気温22℃ 最低気温14℃
北西の風6m→8m
小潮 満潮8時31分(舞阪)
とにかくこの日は、風が強い!!
フライト60番くらいでしたが、多くの選手は風を避けて庄内湖へ。
自分は座布団を釣るために中浜名湖へ直行。
開始10分ほどでファーストフィッシュのキビレ1kg。
5mブレイクラインでのヒットでした。
その後も続くと思いきや、バイトが全く無くなり、北西の風は更に強さを増します。
もう少し深いエリアならバイトがでるかもと考え探りますが、風速8mでのボトムワインドは究極に難しく、強風に慣れている自分でも着底の感覚が不鮮明になりました。
こんな状況ではバイトがあるのかも分かりにくく、毎キャストごとにマナティーの歯形チェックをしていましたが・・・

バイトを感じとっていないにも関わらず、この歯形の量。
・・・とついているのはブリームの歯形。
引っかき傷のようになっているのはフラットの歯形。
これを見たら粘るしかない!!
・・・しかし、バイトのあったであろうエリアを何度も流しますが、反応は悪い。
そして、終了15分前になんとか1kgのヒラメを追加して終了。

HOT参戦してから初のリミット揃わず1990gでフィニッシュ。
順位は15位と過去ワーストの順位となりました。
敗因は明確で、強風の中ディープの座布団ヒラメを狙ったことでした。
ただ、あのタフコンの中でもFishing Dependenceスタッフの平田君はキビレ・マゴチ・ヒラメのミックスバッグで2925g。
5位と好成績!


平田君おめでとう!
次回の大会は自分も巻き返せるように頑張ります!!
最後に大会運営の皆様、参加者の皆様、今回も最高に燃える大会をありがとうございました!
使用タックル
ロッド | LOGUE(Fishing Dependence×QUAD) |
リール | ヴァンキッシュ2500SHG(シマノ) |
ライン | Avani SeaBass MAX POWER PE X8 0.8号(バリバス) |
リーダー | SEABASS SHOCK LEADER フロロ 12lb(バリバス) |
ルアー | マナティー90 紫雲+ZZヘッド1/2oz(オンスタックルデザイン) |
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